今さら聞けないPCR検査ってどんな検査?

最近、感染者数がだいぶ落ち着いてきた新型コロナウイルスですが、今日は、改めて新型コロナウィルスの代表的な検査方法であるPCR検査法についておさらいしてみます。

※7月17日より症状のある方だけでなく、無症状の方に対しても、唾液を用いたPCR検査を活用できることとなりました(厚生労働省HPより)

PCR検査とは、正式名称「ポリメラーゼ連鎖反応」(Polymerase Chain Reaction)の略でウイルス等の遺伝子(DNA:デオキシリボ核酸)を薬液を使って増幅させて検出する技術です。簡単に説明しますと、通常、遺伝子は通常二重らせんの構造をしていますが、1本鎖のDNAに分離し、専用の薬液であるDNA合成酵素(DNAポリメラーゼ)を使ってコロナウィルスの遺伝子を増やしていき、増えたDNAに目印をつけておき視覚的にわかりやすくして検出する方法です。

実際の検査では、鼻やのどの粘液か、唾液といったウィルスが多くいる場所を狙って検体を採取します。感染してから、発症する数日前より検出可能とされています。少しのウィルスから感染を調べることができます。しかし、検体採取をした場所にウイルスが存在しなかった場合などは感染していた場合でも陰性となってしまいます。ですから、感度は約70%程度と言われており、検査機関によってはウイルスを検出できなかったケースを「陰性」とはせず「検出せず」と表現する場合もあるようです。

PCR検査は万能ではないですし、感染していないことの証明にならないため、PCR検査で陰性となった場合でも少しでも感染の疑いがあれば、それに応じた感染対策をとる必要があると気に留めておきましょう。